Corega CG-HDC4EU3500

20110205

Corega CG-HDC4EU3500  HDDも500GBくらいのを壊されるといくら分散して保存しているとはいえ不安。そこでRAIDを構成できる箱を探していた。NAS機能はいらない。NASなんかがあると複雑さが増して吹っ飛ぶ確率が高いような気がする。RAIDのみ専念してほしい。そこで選んだのがコレガのCG-HDC4EU3500

ハードウェア

構成:2TBの日立GST製HDS722020ALA330を4台、予備に2台。安くはなく終息しつつある製品なので揃えるのに手間取った。7200rpmなので速度にちょっと期待。2TBを超える容量になるためGPTを扱えるWindows7で運用することにした。
マザーボード:GIGABYTE GA-MA785GM-US2H,メモリ:DDR2-8GB,CPU:Athlon64 X2 4800+(Socket AM2)

設定

 最初にRAIDの構成を決める。RAID0,RAID1,RAID10,RAID5から選べる。RAID5に設定した。数秒で青ランプが点灯して終了。だがしかし…eSATA接続してWindows7からディスクの管理画面で見ると1.5TBしか認識していない。いくらなんでも保護しすぎではないのか。Webで調べてみると、最初の設定は必ずUSB2.0経由でディスクを接続し、パーティションを作成しないといけないらしい。USBに接続しなおして見ると2TB+余りのように認識していた。これをGPTに変換すると約4.5TBとなる。これをNTFSでフォーマットし、USBを外してeSATAで接続しなおす。そうするとちゃんと5.5TB NTFSで認識されている。ディスク全体を共有できるように設定した。

ベンチマーク

※画面をクリックすると拡大表示します
SINGLE  CrystalCPUIDの結果。ディスク1台での性能。


RAID5  RAID5構成にしたときの結果。シーケンシャルリードが異様に速い。しかしライト速度が落ちている。


 現在、5.5TBのHDDとしてeSATAで接続し、Windows7 pro 64bitで安定運用している。本体電源を切ればRAIDの電源も自動的に切れる。今のところ安心して使用している。

現在、復旧中!

LAN経由で結構な負荷をかけた状態でファイルのコピーをしていたら突然接続していたマシンが停止した。再起動すると「フォーマットしますか?」と聞いてくる。ファイルシステムが吹っ飛んだように見える。TestDisk - CGSecurityで調べたところ1.5TB程度しか認識しない。もしやと思いUSB2.0経由で接続し、再度TestDiskをかけると5.5TB認識した。どうもeSATA経由で負荷をかけ過ぎるといけないようだ。"EFI GPT"を選択しAnalyseをかける。これで一日。ただしこれだけでは復旧対象が見えないので"Deeper Search"を選択。この実行に一週間以上。結論。"EFI GPT"ではなく"Intel"パーティションでよかったようだ。途中でVistaで作られたパーティションか?と聞いてくるので"Y"を選択する。ここで"Deeper Search"まで実行するときちんとNTFSパーティションであることを表示する。ただしファイルシステムが見えない。現在、さらにトライ中。

遅くてもUSB2.0での運用をお勧めします!


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