G4 二ケ年計画
20110413
20020105
初代PowerMacG4(PCI Graphics)400MHzを導入してはや二年。最初は同時期にでたiMac DV SpecialEditionがかっこよかったのでこちらにしたかったのだが、誰に聞いても「G4のほうがいい」と勧められて購入に至る。1999年11月であった。当初は二年程経ったら買い替え時期がくるのではないかと思っていたが、度重なる拡張で今でもウチではいちばん使えるマシンである。ここでは、その拡張の歴史を記録する。
※当初二ケ年計画だったが2011年8月まで使っていた。よく持ったなあ。
*注意 以下は私の環境で確認したもので、必ずしも動作を保証するものではありません*
□改造
・CPUクロック 400MHz→450MHz
クロック設定のショートプラグにはシールが貼ってあるのだが、なんとなくはがれていたので早速設定を変えてみる。結果はあっさりと450MHzで安定動作。念のために小型のファンをCPU放熱板に取り付けておく。
・ADBポート追加
気に入っていたキーボードを使いたいため、ADBポートの空き端子から引きだしてPCIスロットのフタに取り付け。(現在は使用していない)
これらの改造は以下を参考にしました:
Macintosh改造道増補版2001 今井隆 著 M Y S T I C R O O M へ よ う こ そ
□アクセラレータ
Sonnet - Encore/ZIF G4: Power Mac G3 & G4 Processor Upgrade Cardで1GHzと大幅にスピードアップ。ただしバス速度は100MHz→66MHzに落ちるが、あまり気にならなかった。キャッシュドライバを入れないとものすごく遅いので、OS新規インストール時はえらく待たされた。冷却が不安だったのでファンを内蔵させ直接風が当たるようにした。
□メモリ
もういっぱいいっぱいのSDRAM 256MB×4枚=1GB。512MBのSDRAMは認識せず。
□シリアルポート
モデム外してStealth Serial Port for PowerMacG4 PCIを取り付けた。ほとんど出番はなかったが。現在はサポートページのみ存在。
□HDD
もっとも頻繁に構成を変えた所。OSがアップグレードするたびに新規インストールし、データを移行していたため。
本体:最大3台のIDE-HDDが接続可能。BigDrive非対応なので実質120GB×3台。
さらなる速度を求めてTAXAN EZ2 RAID CARD Storage Fighterを導入。PCIスロットに挿し、IDEポート×2、マスター/スレーブで4台増設が可能。ATA100で接続でき、ブートドライブにも指定できる。ただしBigDrive非対応。TAXANの発表資料[PDF]
この後、データバックアップマシンとしての用途のため、大容量のディスク接続を検討。システムトークスのスゴイSATAカード SUGOI SATA CARD SATA-IF150CMで解決。SATA接続のドライブを起動ディスクにできる。これにより最終的にIDE-HDD×1台(MacOS9用)、SATA-HDD×1台(MacOSX用)の構成となった。
□CD-ROM
RICOH-DVD-R,HITACHI DVD-ROM,PIONEER DVD-RW と色々取っ換え引っ換えしたがきちんと認識した。奥行きのあるドライブは取り付けにくい。
□VIDEO CARD
元々はATI RAGE 128 PCIが取り付けてあった。当初はMacOS9上のソフトのみでDVD再生するために色々と探したなあ。MacOSXになってからはDVDプレーヤが標準添付となったので悩むことはなくなった。
ATI RADEON 7000 MAC EDITION:DVIとVGA,S-VIDEO出力付き。フルHDのディスプレイに繋いだ時にちゃんと対応していたのには驚いた。
□USB
USB2.0増設カードと、3.5インチベイにMOのベゼルを取り付けた場所から4ポート内蔵ハブを設置。うまいとこMOのスロットからUSBの口が出て便利だった。
□その他
静音化を目的にファン類を交換したのだが、分解の苦労の割にあまり効果はなかったようだ。意外と埃を吸うので掃除したと思えば。
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