美しき技術書
「美しき技術書」とはなにか
エンジニヤの自己研鑽に欠かせない専門書、技術書やハンドブック。使い込まれたものは手になじみ、付箋が貼られ、目的の頁はすぐに参照することができる。そして多くの場合、使用者の手垢で汚れているものだ。その一方で、関連する技術やとりあえず知っておきたい内容が書かれた本、これらはその時に読まなければ、永遠にその機会は失われてしまい、多くの本は技術の進歩と共に内容が古びてしまう。しかし技術書は高価なため、本棚の中でも特別な地位を占めている場合が多く、美しいまま滅びていくのだ。これらを「美しき技術書」と呼ぶ。
ただし、ある人にとっては興味が失われた分野の書物も他の人にとっては多いに参考になる場合があり、また時が経っても内容が古びないものもある。これらは特に区別せず、以下は読む人の判断に任せることにする。