2007年6月2日(土)
夕暮れ。
私は自宅謹慎を命じられている。
会社ぐるみの犯罪事件に巻き込まれたのだ。
同僚のKさんが缶ビールを持って訪ねてくる。
今回は色々な人が巻き込まれたらしい。
部長、課長クラス以上はすべてアウト。
私のような直接の担当者は逮捕を待つのみ。
Kさんが帰った。
妻がなぜあなただけ逮捕されるの、と聞く。
しかし逮捕されなかった者も保釈金の支払いやらで大変だったはずだ。
そう言って慰めた。
翌朝、パトカーがくる。
私は連行された。
違う、俺じゃない。
そう叫んで目を覚ますと妻が慰めてくれた、と思ったら毛布のかたまりだった。