2006年7月22日(土)
大学の構内を歩いている。
学生たちが行き交っている。
長い舗装された道路。
右側には深い緑。
左側には海。
ふと、故郷に帰りたくなった。
向かっているのは科学実験棟。
縦に長い塔で、これは単段ロケットなのだ。
予約制で搭乗することができる。
主に無重力実験を行うためのものだ。
その科学実験棟の近くに木造の美術研究室がある。
ここで古いキャンバスをもらい、妻の絵を描くことにした。
まずは古い表面を水で拭いてきれいにする。
裏返してみると文字が。
明治時代に書かれたのだろうか、根拠はないがそう思った。
それを剥がすと婦人のスケッチが現れ、さらに拭いて剥がすと英語のメモらしきものがあった。
担当の先生に怒られる。
なぜ記録しないのか、と。
かなり重要な文献だったらしい。